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最近は割と新しい年式の自動車買取が多くなってきました。高年式のアルファードやヴォクシーなど大変ありがたい限りですが、トヨタの新車を求めてリセール重視で買い進めるのも現状では納期がかかりすぎていて難しくなってきています。せめて新車を少しでもお得に手に入れる手段はないかと考えていたところ、確かPHEV(プラグインハイブリッド)を販売した際に国の補助金の話をお客様としていたことを思い出しました。そこで今回は新車の補助金て何?と思っている方向けに書いてみることにしました。
そもそもよく聞く新車購入の補助金といったものは、どの車種に適用されるのか、他に補助金は存在するのかなどお話ししていきたいと思います。
目次
1.新車購入の補助金とは?
環境に配慮したクルマへの注目が高まっている今日この頃ですが、国や自治体はこれらのクルマを普及させるために、補助金や減税措置を行っています。
新車購入時の補助金制度が導入されたのは2009年からです。これは環境問題への対応が大きな理由ですが、もうひとつ“景気への刺激”という目的があったそうです。この時期はリーマンショックにより世界的に景気が大きく後退していたこともあり、減税や補助金交付により車の買い替えを促進して景気を刺激するという狙いがありましたね。
2009年は2月にホンダ インサイト、そして5月にトヨタ プリウスが登場しました。どちらも減税&補助金交付の対象だったので、ハイブリッドカーが一気に普及しました。また、ハイブリッドカー以外でも平成22年度燃費基準達成車が補助金交付の対象だったので、自動車メーカー各社は燃費の良いクルマを相次いで発売合戦状態に(笑)。これにより各メーカーの燃費競争が加熱しました。
満額の新車購入補助金(登録車25万円、軽自動車12.5万円)を受けるには平成22年度燃費基準達成車を買うと同時に車齢13年を超える車を廃車にすることが条件(スクラップインセンティブ)だったので、この時期に低年式車が一気に市場から姿を消すことになりました。ちなみに車齢13年超の車の廃車がない場合の新車購入補助金は登録車が10万円、軽自動車が5万円でした。(排気ガス性能4☆かつ平成22年度燃費基準+15%以上が条件)
2.現在の新車購入の補助金とは?
まず対象となるのは、電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車、クリーンディーゼル車が対象です。
令和4年(2022年)は経済産業省が「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」という名称で、車両購入補助のほか、V2H・外部給電器導入補助、充電インフラ導入補助、水素充てんインフラ整備補助などが用意されています。
この中で一般の人が受けられる補助は車両購入補助とV2H・外部給電器導入補助で、これらはCEV補助金と呼ばれています。
※令和4年度のCEV補助金はもうすぐ予算の関係上、打ち切りになる予定です。来年度への継続があるか現時点では定かではありませんが・・・私はすごーくすごーく期待しています(≧▽≦)www
3.CEV補助金の車両購入補助金について
2022年4月28日から受付が始まったCEV補助金ですが、その金額はEVやPHEVといった“車別”ごとに金額が決まっています。さらに「外部給電機能としてのV2X対応」がされている車種は“条件付き車種”となり金額が上乗せされますよ!
そして「高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援」として、高精度な位置特定技術、OTA機能が備わる車種に7万円。加えて路車間・車車間通信機能が備わっているとプラス3万円で計10万円の補助金を受け取ることができます。
※補助の対象となるのは
- ●EV、PHEV、FCV:令和3年11月26日以降に新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの
- ●クリーンディーゼル車:令和4年2月19日以降に新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの
- ●高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援:令和4年4月1日(金)以降の新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの
なお、補助金を受けて購入した車には「処分制限期間」が定められています。期間内に処分する場合は処分する前に財産処分承認手続きをして、算定された額を返納する必要がありますので決められたルールはしっかり守りましょう(^▽^)
4.車両購入補助金の内容は?
FCV:車両購入補助でもっとも多くの補助金を受けられるのが燃料電池車(FCV)です。FCVとは燃料である水素を酸素と化学反応させることで発電させ、その電気でモーターを動かす自動車のことです。現在販売されているFCVはトヨタ MIRAIと韓国の自動車メーカーであるヒョンデのネッソになりますが、補助金額はMIRAIが145万3,000円、ネッソが215万5,000円となっており驚きの高額補助金といったところでしょうか。
EV:補助金はベースが65万円、条件付きで上限85万円に引き上げられています!
国産電気自動車の代表格である日産 リーフは、リーフe+が85万円、リーフが78万6,000円、リーフニスモが53万1,000円となっています。同じ日産のアリアはオプションでプロパイロット2.0を選ぶと「高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援」が加算されて92万円に。ちなみにトヨタ bZ4Xの補助金は85万円になりますよ。
軽自動車EVの補助金はベースが45万円、条件付きで上限55万円になります。最近では日産自動車のSAKURAが記憶に新しいかと思います。これを考えると近いうちに新車購入補助金の対象となる軽自動車EVが続けて発売になるでしょうから、私としても楽しみです!
PHEV:外部からの充電機能を備えたプラグインハイブリッド車(PHEV)。補助金はベースが45万円で、条件付きで上限55万円になります。国産PHEVの三菱 アウトランダーPHEV、三菱 エクリプスクロスPHEV、トヨタプリウスPHV、トヨタRAV4 PHV、ハリアーPHEV、レクサス NX450h+は、上限である55万円の補助金が受け取れます。
5.CEV以外の補助金は?
EVやPHEVの新車購入補助金は国が行うCEV補助金以外に住んでいる自治体によって補助金が存在する為、それを受け取ることも可能です。
ただ一つ気をつけなければいけないのは、自治体ごとに補助額や受給条件が異なっていることです。そのため購入前にホームページで調べたり役所に問い合わせをしたりして内容を確認することが重要ポイントになってきます!
一例として東京都の場合は個人と法人・個人事業主で条件や助成額が異なっていて、個人ですと以下のようになっています。
- ●対象者:東京都内に住所を有する個人(住民票もしくは印鑑証明書が東京都内であること)
●要件
・初度登録された日において、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象車両になっていること。
・初度登録日から申請受付日までの期間が1年以内であること。
・車検証における「使用の本拠の位置」が東京都内であること。
●対象:EV、PHV、FCV
●助成額(EV、PHV):通常45万円
●助成額(FCV):通常110万円
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?新車の種別によっては補助金がでることがお分かりいただけたかと思います(^_-)-☆
国も電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などを世の中に普及させるために色々な策を練っていますから、使える制度はどんどん利用してお得な新車購入に繫げてみてください。
弊社ではご商談時に購入予定車両が補助金対象の場合は、お住いの自治体に補助金制度があるか否かをお調べしてお伝えしております。皆さまが新車購入に対してお悩みなどございましたら、お問合せフォームもしくはお電話にてお気軽にご相談ください。
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