さて、本日は軽未使用車の業界常識をお話ししたいと思います。
車は、基本的に最初のナンバーを付けた時点で、走っていようがいまいが中古車としての扱いとなります。しかし、走っていない車を中古車と呼ぶのもどうなのか?となり、十数年前から未使用車という概念が生まれてきました。
未使用車は、車として悪いわけではありません。問題なのはその売り方です。多方向からの視点で未使用車に関しての情報をお伝えしていきます。
目次
1,未使用車専門店でも怪しい店の見分け方
ヤバい自動車販売店の見分け方は簡単です。車の車両本体価格と支払総額の差が極端に大きいお店はダメです。なぜなら、支払総額や乗り出し総額といわれる車の購入時に掛かるすべての費用の内訳は普通の方には理解しにくいのが現状だからです。なぜなら・・・下記をご参照ください。
1-1,車の購入時の費用とは
①支払総額=②車両本体価格+③諸費用+④税金(自賠責含む)+⑤オプション(ナビ・取付工賃など)
つまり、①の価格は②、③、④を足したものになります。
※③、④に関しては合算するケースが多い。
つまり、A社で149.8万円と書いてあるチラシとB社で155.8万円と書いてあるチラシではインパクトが変わりますよね。しかし、総額を比べると変わらないどころか、A社のほうが高いケースが多いように感じます。
全国でこのようなチラシはよく見られると思います。
上のタフトと下のタフト18万円も違うじゃんwwではなく、上の未使用車専門店は高確率で③の諸費用が大幅に高い良くないお店です。
何が悪いか?それは、安くないのに車両本体価格のつけ方でお客様を惑わせ商談機会を作るための客寄せをしているその手法です!諸費用は、店舗や法人によって自由であり文句の言いどころではないのですが、上のお店は、18万近くの粗利益を別の方法で回収しなければ赤字でしょうねww
いよいよ総額表示が義務化!(2023年6月7日追記)
↑こちらをクリック(出典:自動車公正取引協議会ホームページよりの内容を交えて紹介しています。)
自動車の仕入れルートは多岐に渡りますが、軽自動車で10万円仕入価格が変わるケースはよほどでない限り発生することはありません。軽自動車って一台売っても正直儲からないです(-“-)
ちなみにこの全国で見慣れた未使用車チラシっぽいチラシの折り込み法人は、〇〇総研というコンサル会社が入りいかに「安く」「お得」な印象操作ができるか研究している会社のコンサルを受けていますww
2,大手も含む悪質な未使用車の販売手法を解き明かす
2-1,未使用車成約プレゼント品の工賃が高額
次に、未使用車が主力のお店の悪ポイントは「全部あげます」「即決で全部プレゼント!」などとオプションをサービスしているかのような広告と即決あおりの成約プレゼント品です。
なぜ?かと言えば、工賃が完全別途で非常に高額です。そして、比べられたら困るから即決あおりです。
↑のようなチラシはよく見られます。全国的に違う会社でほぼ同じようなチラシです。
1例で言いますと、
ナビゲーションプレゼント!(工賃34,100円)( ゚д゚)ハッ!ナビの工賃高い!地デジ付きのナビゲーション工賃は大手カー用品店なら16,500円~22,000円です。
他に工賃で、ETC11,000円やドライブレコーダー8,800円など謎の工賃が炸裂!!ちなみに、大手カー用品店ならETCの分離型は5,500円ほど、ドライブレコーダーの前方1カメラモデルは部品を入れて約4,000円です。
と、言った具合でプレゼントの穴埋めはお客様自身が捻出する仕組みです。ww
2-2,未使用車は高額なのに即決あおり
また、即決あおりは他社やディ-ラーさんで価格を見比べられたら困るの一言です!
車は高額です。以前に比べお客様のお買い物動向は1社のみ多くて2社程度の競合で終わってる昨今においても、「即決あおり」を導入する理由は、「今買わないと損するかも」「今がお得そう」といった無形の不安あおりで即決に持ち込みます。ちなみにチラシの多い某一部上場自動車販売会社もこれですww
「即決」・「即決」とあおる車屋に良心なし!ww(名言ですか?お問い合わせから教えてください)
3,軽未使用車専門店のターゲットは、情報弱者「ネット情報収集」ができない層
正直、言い方は悪いです。こちらのブログなどを読まれ情報収集される皆さまには関係ない話ですが、皆様の周りのご両親世代や若くてもマネーリテラシーの低い層は、未使用車専門店の「いいお客様」です。つまり・・・カモかも・・・
このような自動車販売店は、ネットでは叩かれますがチラシ・新聞・CMを中心にアナログ販促に力を入れるケースがほとんどです。なぜなら、叩きようがない!そして、チラシ・TVCMを主に見る層にはSNSに事例をアップできような層が少ない事が大きな理由でしょう。
こういった未使用車専門店は、とにかくチラシやCMを入れます。認知度命なので!私も、昔はパチンコ屋の柱を立てるほど(笑)でしたが、ここで買われている皆さんはCM代払っているようなものかもしれません。
3-1,マネーリテラシーの低さはココ!
車の購入や売買においての「マネーリテラシーの低い層」には、決まった購買行動があります。
1, 事前の情報収集にネット活用レベルが低い
2, ディ-ラーで車を買えば残クレ利用!しかも、高金利
3, 下取り価格が上がるであろう高グレードではなく、低グレード車両に価格で飛びつく
4, 色を決める際に白・黒系を選ばない(ゆとりがあるならお好きな色がベストチョイス!)
5, 車は足だと思っている(思いが強い)(こだわらない)
6, 車購入店の言い値だけで車を売る。下取りに出す。(一見のお店で)
車は、買ってから時間経過しても高く売ることができる珍しい動産です。 それなのに、売るときの出口戦略を考えられずに購買される謎の動産です。しかし、その買い方ひとつで売るときの価格が決まっているようなものなのです。
未使用車がすべて悪!と言う気はありません。しかし、このオプションをつけておけば買うときに5万円高くても売るときに10万円は高く売れる!など、謎な事象を数々見てまいりました。(メーカーオプションを選べない、未使用車のデメリット)
今後、しばらく(あと1か月か2か月程度)で軽自動車の新車納期はほぼコロナ前に戻ることでしょう。しっかり腰を据えこの値上がりインフレ時代に備えることが肝要です。
4,本当の節約って何だろう?
我が家は、本日来た電気代でげきちーん(笑)しました。高い(-_-;)
ということで、普段の生活では節約・節約と言いたくなるような時流ですが、本当の節約って考えてみる必要があると思いませんか?電気代などの光熱費や食費など節約しすぎると心がすさみますが、それでも節約していませんか?
車は高額です。買い方や売り方を少し勉強するだけで、何万円も十数万円も差が出てくる売買契約です。100万円で車を買って5年後に10万円の買取になる車と、150万円で買って5年後80万円で買取してもらえる車とどっちを買うのが節約なんでしょうか?検討の余地はまだまだあります。2023年2月
それではー
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