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トヨタ グループ開発事業「富士モータースポーツフォレスト」と発表!

トヨタ 富士モータースポーツフォレストイメージ

皆さんこんにちは!

新車ニュースのはずが、今回は違った方面からお伝えしたいと思います<(_ _)>なにとぞお許しを(笑)

 

現在トヨタが行っている開発事業について、昨日4月6日に発表が行われました!その内容について多方面の顔をもつトヨタ自動車 代表取締役社長の豊田章男氏の強い思いと一緒にお伝えしていこうと思います。

 

1.富士スピードウェイ一帯に開発される、その名も「富士モータースポーツフォレスト」

 

 

皆さんはモータースポーツに興味がありますか?と聞かれると、何とお答えになりますか?私は迷わず「はい!あります」と答えます(⌒∇⌒) 近年は電気自動車(BEV)への需要が高まりつつありますが、そんな中でも数多くいるモータースポーツファンにとって注目の的となっているのが、これまでは「モータースポーツビレッジ計画(仮称)」と呼ばれていたもので正式名称を「富士モータースポーツフォレスト」に改め発表された計画です。

この一連の開発は、トヨタグループの東和不動産(4月27日よりトヨタ不動産に社名変更)がデベロッパーとなって行なうもので、現在、公開されているものでは富士スピードウェイ内に温泉付きホテル「アンバウンド コレクション by Hyatt」・ブランドで「富士スピードウェイホテル」を本年秋にオープンするほか、ホテル棟内に「富士モータースポーツミュージアム」が設けられる予定です。展示面積はトヨタ博物館本館の2/3ほどを確保しており、開業時には「ル・マン」をテーマにした展示を行なうとのことで楽しみですね♪

また、先ごろに竣工したルーキーレーシングの新ガレージも、この富士モータースポーツフォレストの主要施設であることが今回明らかにされました。竣工したルーキーレーシングの新ガレージは1期棟であり、今後は2期棟、3期棟と建設していくことが発表されています。

 

その他、レクサスはオフロードコースを富士スピードウェイ内に設営し、新型LX600の購入者に優先的にオフロード体験などを提供していくほか、au(KDDI)はオリンピックで使われた最新カメラシステムをマルチパーパスコース(旧ドリフトコース)で実証実験予定。富士モータースポーツフォレストは、モノからコトへ、クルマ文化への貢献といった新しい軸での展開を図ろうとしていることがわかりますね。(※コトとは体験や経験といった、その場に行かなければ得られない・満たされない価値のことです)

 

※富士モータースポーツフォレストについてはこちらをクリック☟

 

 

ここからは、この富士モータースポーツフォレストで、最初の大規模施設を完成させたルーキーレーシングの代表であり、トヨタ自動車 代表取締役社長であり、実は東和不動産会長でもある豊田章男氏に構想の一端を聞いた記事を参照していきましょう。もちろん皆さんによく知られているように豊田章男氏は、ラリーやサーキットでモリゾウ(MORIZO)のレーシングネームでモータースポーツ活動を行なっており、水素タンク積んだ水素カローラで富士24時間レースに参戦予定でもある根っからの車好きです(`・ω・´)

 

 

2.富士モータースポーツフォレスト開発に込める思い

豊田章男氏は、この富士モータースポーツフォレスト一帯で最初に完成するのがルーキーレーシングのガレージであってほしいという強い思いがあったといいます。もちろん技術的にレーシングガレージの方がホテルやミュージアムより施工が容易であるという部分はあったかもしれませんが、そこには豊田章男氏のモータースポーツに対する原体験があったとのこと。

 

それについて豊田章男氏は、ルーキーレーシングのガレージ竣工式で「私は10歳の誕生日を、ここ富士スピードウェイで迎えました。父が第3回日本グランプリに連れてきてくれたからです。プレゼントの中身は走り抜けるかっこいいクルマとうるさいエンジン、そしてクルマをいじるかっこいい大人たちの姿でした。このガレージには、見学に来た子供たちにメカニックの作業をよく見てもらえるような工夫がちりばめられております。10歳の私が感じたように、子供たちの記憶に残るクルマの原体験をしてもらいたい」と語られ、富士モータースポーツフォレストやルーキーレーシングが同様な体験をできる場所であってほしいという願いが込められています。

トヨタ 富士モータースポーツフォレスト ガレージエリアイメージ

 

「なんとか私の思いでもある、モータースポーツに関わるすべての方々、ドライバーだけでなくメカニックエンジニアも、見る人もやる人も、みんながブレイクスルーするようなきっかけにしたい」とおっしゃっていました。

また、レーサーやメカニック、そして観客など、かっこいい人が集う場所であってほしいという思いがあるともいいます。

 

そのために、東和不動産会長としてホテルを作り、ルーキーレーシング代表として屋上からレース観戦やメカニックの仕事を観戦できるガレージを作り、トヨタ自動車社長としてToyota Gazoo Racingでレース参戦を行ない、さらにはモリゾウ選手として週末ラリーや週末レースを楽しんでいる豊田章男氏。週末ラリーや週末レースに関しては、ここ最近カーボンニュートラルの実験場というミッションが入ってきているため、内燃機関の将来を背負っているため重くなっているようにも見えますが、いずれにしても世界的に突出した車好き、モータースポーツ好きであるのは間違いないでしょう。

 

本人もそういった自分の多面性を十分に認識して、富士モータースポーツフォレスト一帯の開発に取り組んでいます。豊田章男氏は「五つの顔(トヨタ自動車社長、東和不動産会長、ルーキーレーシング代表、日本自動車工業会会長、モリゾウ選手)を持っているが故にやるべきことがあると思っています。それぞれが大企業ですから、なかなか調整が難しい部分はある。ですが、自分は一人の決定者、一人の責任者であるが故に、このスピード感で、一つの物語性を持ってスタートできる。その思いをいろいろな人と共有できたらと考えている」と語っています。

そう!つまり豊田章男氏は、五つの立場を駆使して、富士スピードウェイを中心とした富士モータースポーツフォレストを作り上げようとしているのです。

トヨタ 富士モータースポーツフォレスト 概要図

 

 

ここでポイントとなるのは、物語性を意識していることでしょう。記者は豊田章男氏が副社長だった2008年後半からトヨタ自動車の会見や発表を取材していますが、豊田章男氏からあまり「物語」という言葉を聞いたことがなかった。豊田章男氏が車好きに向けていつも伝えていた言葉に「工業製品のなかで、Loveの愛が使われるもの、“愛車”と表現されるようなジャンルは自動車ぐらいだと思っています」というのがあり、クルマを本当に愛する豊田氏らしい言葉だが、これは個人とクルマという関係を示すものだったと語っています。ですが最近の豊田氏は、内燃機関技術者へのエールを込めて水素タンクを背負って走るなど、誰かのために走っているように見える。また、鈴鹿のファン感謝デーでは第1回日本グランプリも父(トヨタ自動車名誉会長 豊田章一郎氏)と一緒に見に行っていたことを明かすなど、長い時間軸でクルマを愛し続けてほしいという思いが見えるなど、「発言が変わってきたな」と感じていただけに、「物語」という言葉が印象に残ったそうです。

 

親と子が、車を通して楽しめる場所。ホテルではペットと一緒に泊まれるような用意もしているとのことで、物語の広がりは大きく見ている様子。モータースポーツを見て、そこで働くかっこいい大人を見て、快適に過ごしてもらって、車をもっと好きになってもらう場所。それが豊田章男氏の描く「富士モータースポーツフォレスト」なのかもしれませんね(^_-)-☆

 

トヨタ 富士モータースポーツフォレスト ラウンドアバウト

その「富士モータースポーツフォレスト」には、ヨーロッパの街ではよく見かけるラウンドアバウト(環状交差点)がいくつか存在するようです。既に一つは富士スピードウェイの西ゲートから東ゲートへ向かう途中に完成しており、いずれは開通する新東名高速の「小山町スマートインターチェンジ(仮称)」へとつながる予定。現時点での予定は令和5年度(2024年3月末まで)とまだまだ先だが、新東名経由で「富士モータースポーツフォレスト」に行くには重要な場所となるでしょう。

 

 

 

 

豊田氏がモリゾウ選手として挑戦を続けていた24時間レースが行なわれるニュルブルクリンクにも、モータースポーツゲートの前にはラウンドアバウトがあり、富士モータースポーツフォレストとの相似性も感じる。この点については、「そうだよね、ニュルっぽいよね」と笑って答えてくれたそうです。富士24時間レースの開催などを通じて、アジアなど世界市場を見据えた開発であることを示唆してくれました。

 

 

3.ウーブンシティと富士モータースポーツフォレストの繋がり

ここで疑問に思ったのは、モータースポーツというマニュアル運転を代表する「富士モータースポーツフォレスト」という聖地を、現在トヨタ自動車が開発中である自動運転の街「ウーブンシティ」のすぐそばに作ろうとしているのはなぜなのか?ということ。マニュアル運転の森「富士モータースポーツフォレスト」と自動運転の街「ウーブンシティ」は、今後開通予定である新東名高速でほぼダイレクトに繋がり、世界的にも例を見ない地域になるでしょう。いずれも日本の象徴である富士山の裾野に完成し、「ウーブンシティ」に訪れた人を「富士モータースポーツフォレスト」に招いたり、「富士モータースポーツフォレスト」で世界的レースを観戦した後に、「ウーブンシティ」に訪れたりといった展開が予想できますよね…個人的には早く行きたいてしょうがないですね(((≧◇≦)))

 

この点について豊田章男氏は、「ありがたいことに全部モビリティに絡んでいる。モビリティの現在・過去・未来ではないが、さらにそこに(富士モータースポーツフォレストとウーブンシティの間に)、うちの東富士の研究所もある。ここではモビリティの未来を考えている。たとえば未来の安全性を考えている人たちもいる」「何か、いろいろな力が長い年月をかけて集まってきたのではないか。そういう力を発揮させるように、なんとなく集まってきたのではないか」と語ったそうです。

 

豊田氏自身は、「富士モータースポーツフォレスト」をプラットフォームとして位置づけているといいます。「プラットフォームとしていろいろな人に入ってきていただきたい」と語り、サーキットを用意して、ホテルを用意して、レーシングガレージを用意して、と初期投資が大きい部分を準備していくことで、そこに沢山の人が集まり、モータースポーツの未来を作り上げていくという物語を描いているように見えます。「ウーブンシティ」の住人を募集することで、未来のモビリティ社会を具現化しようとしている姿には、この先数年後、十数年後の未来都市の風景をすでに想像しているのだと思いますね。今後のトヨタグループ全体の進捗を皆さんと一緒に見守っていきましょう!!

 

※共同記者会見の様子はこちらをどうぞ☟

 

4.まとめ

今回はトヨタ自動車 代表取締役社長である豊田章男さんへのインタビュー記事を参照し書いてみましたが、やはり考えることのスケールが桁違いですね(;^_^A私も一人のモータースポーツファンとして、完成が楽しみです。今後もトヨタグループ全体の進捗を皆さんと一緒に見守っていきましょう!!

それでは次回もお楽しみに(@^^)/~~~

 

 

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